C/LABORATORY PROJECT@ HONG KONG CONTEMPORARY 2014

5月 1, 2014

c/laboratory project

香港のホテルアートフェアにて日本人アーティストを発信するC/LABORATORY PROJECT(シーラボラトリー・プロジェクト)を始動します。

[会期]
2014年5月16日(金)~2014年5月19日(月)
5月16日(金) 6:30pm – 8:30pm (VIP プレビュー 招待制)
5月17日(土) 12:00pm – 8:00pm (一般公開)
5月18日(日) 12:00pm – 8:00pm (一般公開)
5月19日(月) 12:00pm – 8:00pm (一般公開)

[会場]
ザ・エクセルシオール香港 25F
The Excelsior, Hong Kong
281 Gloucester Road, Causeway Bay, Hong Kong
http://www.mandarinoriental.com/excelsior/

C/LABORATORY PROJECT ブース#2503

[主催]
C/LABORATORY

[協力]
HONG KONG CONTEMPORARY
http://www.hkc.com.co/

[出展アーティスト](12名)
山代政一 / ささおかはなえ / 江口繁 / 伏屋美希 / イシイヨシト / 長澤洋 /
山本こうこ / 芦川雄二 / 丸山数理 / Kana Shimao / Rulomife / MK Lab /
(順不同)

山代政一
Danse Macabre
Danse Macabre, 2012
Computer Graphics
23.5×33.3cm (9×13inches)

3DCGによるリアルな描写に手描きのレタッチを加えた、油彩のような趣を持つ独特の作風。CDジャケットや書籍のカバーアート、広告などのイラスト制作から、企業ロゴの制作等、様々な媒体でイラストレーター/デザイナーとしての活動を展開。

ささおかはなえ
Girls Talk
Girls Talk, 2013
Acrylic, Collage on Canvas
26×20cm (10×8inches)

いきるものの大集合、大都市に生きる人々の多様性。
12~13世紀に日本で描かれた、世界最古の漫画と言われる鳥獣戯画をモチーフにし、昔と同様に、異なる外見と個性を持つ現代の私たち人間とその関係性を描き表しています。
たとえば、家族や友人に感じる親しみ。
初めて会う人の、他人行儀な表情に覚える恐怖や薄気味悪さ。
他者から見た自分自身のイメージ、印象を知り驚くとき。
人の顔を鳥や動物のそれと挿げ替えた姿を通じて、私たちが日々幾度となく感じている他人の印象、客観的に見た自分自身、人と人とが関わることにより生じる暖かさや冷たさ、人と人との間に生じる近い距離や遠い距離、等を表現しようとしています。

江口繁
From Japonesia #00
From Japonesia #00, 2013
Acrylic on Canvas
53×53cm (21×21inches)

民話、神話、童話、民俗学から学んだ「想像力」を軸に制作しています。自分の多岐にわたる幅のあるイメージ、制作したものになるべくカセをつけずにリリースしたいと思い、自分が目指す、くくるテーマを「想像」と銘打っています。
そこには人生における娯楽性、人生哲学、人の営み、情感をもりこんでいきたいと思っています。現実はファンタジーの元になり、想像は現実の種となります。みなが何をイメージするかで未来も変わります。
今回の作品群は「日本」を軸において制作しています。
震災や世界の中でも異質な感じを覚える日本。間違った日本の解釈やこうありたい日本、をないまぜに「ヤポネシア」という島国として新しい解釈や価値観が作り出せないかと実験しています。

伏屋美希
Escapist
Escapist, 2014
Acrylic on Canvas
33.3×24.2cm (13×10inches)

人間の感情はとても複雑です。
ひとつの表情の中にも、いろいろな気持ちが混ざり合ったような
複雑な感情が混ざり合っています。
そんな一筋縄ではない人の心、心の揺れや、あいまいな表情など、
微妙な感情や思いを表現したいと思っています。
そして私は、その時見て感じたものを表現するので、
モデルとなったその人が、本質的にどのような人かということよりも、
その時の表情などから垣間見える感情に興味があります。
そんな感情を、既存の色にこだわらずあらゆる色を使い独自の感性で表現します。
絵の完成形を最初から想像するのではなく、
その瞬間に感じた色を、原色でどんどん乗せていきます。
ひとつの色に触発されて、次の色が決まり、
それが積み重なって、絵が完成してゆきます。

イシイヨシト
Bi
Bi, 2012
Pen, Ink on Paper
22×27.3cm (9×11inches)

パネル張りしたケント紙に、ロットリングペンで地道に描いています。
ひとつひとつの抽象的な紋様が細胞となり、生きものとしての息づかいを持つに至るまで描き切りたいと思っています。

長澤洋
Scenery in Mexico
Scenery in Mexico, 2014
Acrylic on Paper
23×32cm (9×13inches)

海外の風景を中心に動物や人物などを配置し、輪郭線を生かし、遠近感や広がりを意識した画面構成にしています。色彩は独特な組み合わせや鮮やかな色使いを心がけて塗っています。

山本こうこ
Variety Image
Variety Image, 2014
Acrylic, Marker, Crayon on Paper
18×14cm (7×6inches)

頭の中から湧き上がる全てのことを自由に表現したい。 描いても描いても止まることはない。 表現しないと自分が崩壊してしまうと理解したときから。 過去も現在もこれからも。 自分自身の存在意義と社会貢献する唯一の手段だと思っている。

芦川雄二
Resting Woman
Resting Woman, 2014
Oil on Canvas
27.8×20.8cm (11×8inches)

私の作品は感情を描いているのだ。私は、芸術は個人的な感情の共感を生むものと考えている。作品の描いたイメージが、そのまま見るものに伝われば、作品は、国や民族や、宗教、時代、イデオロギーを越えて、個人と個人のコミュニケーションを作り出せるだろう。私は、芸術が世界を一つにすることを望んでいる。

丸山数理
Place01
Place01, 2014
Acrylic on Canvas
45.5×27.3cm (18×11inches)

私は、普遍的な孤独性を持ちながら、デジタル媒体による「現実感のない現実感」を受け入れ利用している人間をテーマに作品を制作しており、作品中にでてくる、人物の多くは都会の交差点で待っている人物を切り取ってきて使用している。その為、砂漠の様にも、山頂の様にも見える舞台に登場する人物は常に、カジュアルな雰囲気で登場し、些細な違和感を造り出す。ここでの背景は、架空の世界を象徴しており、「ネットの中」という広大な仮想世界で孤独に屹立する人物を表現している。また制作の手法として、一度デジタルツールで、制作したものを、手作業で再び描きおこすという手法をとっており、デジタルデータという触れる事のできない情報をキャンバスという物質に変換させることで、仮想と現実という二つの世界を確認する作業としてとり入れている。

Kana Shimao
My Dog
My Dog, 2014
Acrylic on Paper
29.7×21cm (12×8inches)

東京を拠点として、ポストカード、広告、フライヤー、webなど幅広い分野にデザインを提供している。またワークショップにて講師として参加。アートの楽しさを広める活動もしている。

Rulomife
Scene of the Blue
Scene of the Blue, 2013
Acrylic, Glue on Wood Panel
46×46cm (18×18inches)

自然物の美しさからインスパイアされた作品です。自然によって創り出される美しさに負けない美しさを人の手で作品に創りだす、それは似て非なる物で自然への挑戦でもあります。溶かしてモデリング、冷えて固まるという特性のグルーを幾層にも使うことによって100%コントロールできない有機性を内包し、その有機性は作品に複雑性と物理的奥行きを与え感覚的奥深さとなります。

MK Lab
Banana
Banana, 2012
Photograph Print
29.9×24.7cm (12×10inches)

フラワーアーティストとフォトグラファーで創り上げる2次元の「お花のせかい」。日々共存する自然界の植物たちを、より身近に、より楽しんでいただくことをコンセプトに制作活動をおこなっております。